チョリソ入り豆スープ食べたい
↑ もー、どうなっとるんじゃ状態の城南宮の梅。
読んだ本。
「チーズと塩と豆と」 角田光代、井上荒野、森絵都、江國香織
普段、読んだ本はタイトルぐらいの覚書ですが。。。
この本はNHK BSハイビジョンとのコラボで、
4人の作家がスペイン、イタリア、フランス、ポルトガルにそれぞれ行き、取材し、その地で小説を書き上げそれをドラマに。
という番組でした。
番組のほうはどの作家の方の分もちょっとだけしか見れなかったし、ドラマ部分があまりおもしろいと思えなかったので、
本を読んだほうがいいなぁーと。本はだいぶ前に買ってあったのですが。
読んだのは先週。
なぜこのタイミングでピックアップして読んだのだろう。。?と。思ったり。
ちょっと長いですが、角田光代さんの「神さまの庭」から引用です。
「二十七歳のわたしは、気楽な旅の途中で炊き出しの話を聞かされ、それでどうなるの、と思った。
一生その人たちに食事を提供できるわけではないのに、と。
わたしがはじめて参加した現場はタイのリゾート島だ。六年前の年末に起きた大地震と
津波による大打撃を受けた島で、三ヶ月のあいだ炊き出しをし、そのあいまには救助活動
をした。二十代のころ、貧乏旅行の骨休みにきたことがある島だったのだが、あまりにも
様変わりをしていた。そのときわたしは思い知った。それでどうなるなどと、問うている場
合ではないのだった。ほんのいっとき食事を提供して、何が解決するわけではないなんて、
机上の空論以外の何ものでもないことを、わたしはそのとき頭ではなく体で知った。解決
を待つあいだに、不正を暴くあいだに、平和を訴えているあいだに、正義をふりかざして
いるあいだに、空腹で人は死ぬのだ。一年後、五年後、すべての未来は、今日という日を
乗り越えなければ永遠にやってこないのだ。憂うなら、未来ではなく今日、今なのだ。」
好きな順は、「神さまの庭」角田光代 → 「ブレノワール」森絵都 → 「理由」井上荒野 → 「アレンテージョ」江國香織
かな。
どれもおいしそーな料理が出てくるので、読んでいるとおなかがすく。
バスク料理やブルターニュのガレット食べたくなる。
ヨーロッパいきたい。。。冬にいきたい。。。
で。
城南宮の梅の写真は今日で終わりです。
また来年会いにいくよー。
おまけに城南宮の椿写真を最後に。まだまだほとんど咲いてなくてさみしい頃。
by kaorin-xiang
| 2011-03-31 23:36
| 日々