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慢慢来

ユルくても尊敬

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医療現場の危機が、日本でもいろいろと言われているけれど、
それはどこの国も多かれ少なかれ同じなのだろう。
そのきつい労働に対して、頭ではえらいなあ、と思っていたけれど、
実際に入院してみて、お世話になって、心底えらいなぁ、と実感。
お医者さんももちろんそうだけれど、
弱気になってる患者にとって、看護婦・看護士さんは、ホント天使のような存在。
男性患者が、看護婦さんに恋に落ちる気持ちもよーくわかったよ(笑)。
(残念ながら男性の看護士さんはいなかったので)

ここの看護婦さん、いっつもいるなぁ、どういうこっちゃ?
と、思っていたら、なんと、労働時間が朝の7時から夜の12時までだって!
17時間労働。。。そりゃ、いっつもいるはず。
なのに疲れてるようには見えない。えらすぎー。
時間だけじゃなくて、内容も重労働。
最初の3日間は文字通り、ベッドから動けず寝たきりだったので、
毎日、ご飯を食べさせてくれ、身体を拭いてくれ、シーツを換えてくれ。
毎日換えんでもええのに、とも思ったけど(笑)。
しかも、私は寝たまま、ベッドから動かず換えれるのよ。すごい技。
(力士みたいな人が患者だったら大変だ)
パジャマも毎日着替えさせてくれ、下の世話ももちろん。
(さすがにこの3日間では大はできなかった。。。)

もちろん、看護婦さんにもいろいろな人がいる。
ただ、ユルいのだけはやっぱり全般的で、
たとえば、朝はこっちから言わないと、
9時になっても10時になってもカーテン閉まったままだし。。。
最初、5日ぐらいは点滴をしてたのだけれど、点滴しなくなっても、針が腕にささったまま。。
(テープで固定してある)
「もうこれとってよ」と言っても、
「また、先生から点滴の指示があるかもしれないから、まだこのまま」
「そのときは、またそのとき刺せばいいでしょ?」
「でも、あなたも痛いし。2回も痛いのイヤでしょ、あなたも?」
と無理やり納得させられ、点滴もしないのに、2日間針刺さったまま。。。

たいてい気利くのは、
いかにもタイな顔立ちでなく、中国的な顔をしている華僑系。
まあこれは、タイであれば、病院の外でも同じことよね。。。
ただ、どの人も、たいてい明るい性格なのは、気落ちしてるとき、救われる。
常にニコニコ、片言の覚えてる日本語を使って話しかけてきたり。
なにかしてくれなくても、
その笑顔と疲れも見せない明るさに勇気づけられるということがあったから、
インドネシアからの看護士計画、うまくいくといいなぁ、
と、思う今日この頃。
by kaorin-xiang | 2008-08-09 23:09 | thailand